小倉洋館

マラソン大会に出場する市民ランナーが即売会で無人少女を追っかける情報&日常系ブログです。和風が好き。

【レポート】第5回白山白川郷ウルトラマラソン 


フルマラソンよりも長い距離を、
走ってみたくなったんだ。

ごきげんよう、朝野です。
先日9月10日(日)に行われた第5回白山白川郷ウルトラマラソンのレポートです!2泊3日で岐阜県の山奥、石川と富山の県境に位置する白川村に自家用車で向かって宿泊してきましたので、その様子もお伝えしていきますね。

大会本編の内容だけ見たい方はかなり下の方までスクロールしてください!

白山白川郷ウルトラ1 

第5回白山白川郷ウルトラマラソン
場所:白川村(岐阜)⇒白山市(石川)
種目:100km、70km
スタート時間:午前5時

人生で初めて参加したウルトラマラソンです。参加の経緯を簡単に説明しますと、『せっかく初めて参加する県の大会には長い距離で出てみたい。でもあまりにも長すぎるのは不安・・・おっ、何やら近くで白山白川郷って大会が・・・50kmと100kmがあるのかぁ。50kmだったら走れそうだから出てみよう・・・って、えーーーーっ今年から70kmに種目変更だって!?それはちょっと無理だなぁ・・・なになに、和歌山で高野龍神スカイラインってめちゃくちゃかっこいい名前の大会が!しかも種目は50kmと100km!じゃあ50kmで出てみよう!・・・ってあれ、なかなか今年の大会情報が発表されないなぁ。運営に問い合わせてみよう・・・運営「高野龍神は隔年開催になりました」・・・はいーーー!!!!?そんな馬鹿なーーー!!じゃあ、もう・・・覚悟を決めて白山白川郷の70kmの部に出てみるか・・・!って感じでした。長過ぎましたごめんなさい。
つまり、元々50kmで出場する予定だったけどことごとく今年は開催がなかったので70kmにしましたってことです。人生何があるか分からないね。


9月9日(土)
大会前日です。受付を済ませるために自宅から自家用車で『道の駅 白川郷』に向かいます。休憩を挟みつつで約6時間かかりました・・・道中30km制限の険しい山道などはなかったことが救いでしたが、辛すぎた・・・。
受付は2箇所、白山市側と白川村側とあり、エントリー時に申し込んだ方で固定されます。私が選択した白川村は受付が11時から、そして大会の説明会が13時と15時の2回あります。説明会ではスタッフさんがコースの説明や注意事項、白川村の良さなどを説いてくださいました。白川村側に集まったランナーの人数も過去最大だそうで、盛り上がりを予感させます。

受付と説明会を済ませたら公式のツアーで予約した宿に向かいます。場所は道の駅から約30分ほど愛知寄り(つまり逆走する)の場所にある旅館。ツアーの中では一番ランクの低い宿ではありましたが、とても趣があって落ち着くいい雰囲気の旅館でした!料理旅館ということで、その名に恥じない豪華絢爛な料理が振舞われました。お風呂は狭かったけどね・・・一般家庭のお風呂をちょっと大きくした程度の広さ。トイレとお風呂、洗面台など水回り以外は完璧でした。

白山白川郷ウルトラ宿1 

白山白川郷ウルトラ宿2

1泊目は3人部屋に、2泊目は1人部屋になりました。というか2泊3日で泊まった人が私しかいなかったっぽいwww
皆さん月曜はお仕事かなぁ・・・お疲れ様すぎる。あと写真は2泊目の1人部屋です。紗霧、なかにだすよ。

1泊目の3人部屋ではベテラン?のウルトラランナー二人のおじさま達とおしゃべりしながら夜を過ごしました。お二人とも100kmの部に参戦ということで、目指す場所は違えど同じ戦友。ウルトラの大会に関してためになるお話もたくさん聞かせていただきました。

さて、気になる方も多いと思いますが、今大会は午前5時スタートです。そのためツアーで予約した旅館でもその時間に合わせた夕食と朝食が出されます。
夕食は9月9日(土)午後6時。
朝食は・・・なんと9月10日(日)午前2時です。
ただの夜食感すさまじいね???女将さん達も大変だ・・・。

夕食を取ったら少しして就寝。移動で疲れていたので割とすぐに眠りに就くことができました。


9月10日(日)
午前1時50分頃起床。6時間半ほど眠れた気がします。
午前2時に朝食という名の夜食を取り、3時30分頃自家用車でスタート地点まで移動します。有料で申し込んでいる人はバスで移動もできますが、料金が高すぎるので使いたくなかったのが自家用車で来た理由の一つでもあります笑

スタート地点は白川村寺尾防災グラウンドという場所です。ここに白川村の、そして白山市側に宿泊していた人達もやってきて全てのランナーが集結します。白山市から防災グラウンドまでは2時間くらいかかるらしいので、白山市側の人達は私達よりももっと早く起きなきゃいけないんですね・・・鬼畜だ。

白山白川郷コース 

コース図はこうなります。自動車専用道路の白山白川郷ホワイトロードを走り、そのままフィニッシュの白山市パーク獅子吼または松任総合運動公園まで下っていきます。高低差はスタート地点が標高500mで最高地点の1500mまで登り、そこから0mまで下る鬼畜仕様。まあ登って下るだけの単純明快分かりやすいコースです☆


白山白川郷ウルトラ2 

それでは皆さん、大変長らくお待たせしました(((

9月10日午前5時、100kmの部と
70kmの部が一斉同時スタートしました!!

辺りはまだ真っ暗ですが、電灯などの明かりでヘッドライト無しでも走れる仕様となっております。総勢約1500人のランナーが一斉に走り出しますが、転倒や接触などは起こっていなかったと思います。
思う存分この大会を楽しみたいと思っていたので、最初から他のランナ―にどんどん抜かされていく中、私は私のペースでゆーっくりと走り出しました。先はまだ長いんだ、のんびり行こうぜ。
途中幾度となく立ち止まって写真を撮っていますので、厳選した各ポイントの画像を貼り貼りしながら大会の様子をお伝えしていこうと思います。

白山白川郷ウルトラ3 

誰もが一度は写真で見たことがあるであろうこの形の建物、『白川郷・五箇山の合掌作り集落』の中を走りました。冬場になると屋根や辺り一面に雪が積もって全く違った景色になりますが、今回は通常時の合掌造り家屋。私以外にも足を止めて写真を撮っているランナーをちらほら目にしました。誰だって見惚れてしまいます。

白山白川郷ウルトラ4 

集落を抜けたら坂を上がりトンネルだって抜けます。どこでもコースにして走ります。高低差があるトンネルを走るってなんだか変な感覚でした。
ぐるっと回って寺尾駐車場に戻ってくると、いざホワイトロードへ。ここから約19km地点までひたすら坂を駆け上がります。地獄が始まります・・・。

白山白川郷ウルトラ5 

すでにかなり坂を上って明るくなってきた7.7km地点の馬狩料金所前です。なにやら怪しい人物が写り込んでいるように見えますが気のせいです。
一箇所一箇所のエイドでしっかりと水分と食糧を補給します。時間はたっぷり使います。ちなみにトイレにも寄ってしまったのでロスは結構出ていますが気にしない。目標タイムなんてあくまで仮の設定。どんどん下方修正してしまっても時間内に完走さえできればいいという心構えで。

白山白川郷ウルトラ6 

一気にすっ飛ばしてしまいましたが1500mの最高到達点です。道中凄まじい風景を目の当たりにしてきましたが、それと同時にお腹の具合がずっと気になってしまい、この高さ1500mという上空にてトイレ(大)を催してしまうという失態をやらかしました(((
まあ距離の長いウルトラでは仕方ないかなーと思いましたが、これでかなり時間を取ってしまったので多少は焦りが生まれてしまったかな。トイレロスで10分ほど。ちなみにこの19km地点の登りまででの平均ペースはキロ9分ちょっとでした。想定していたキロ7分30秒よりも大幅に遅れてしまっている。まあ単純に想定が甘かっただけですね。

気を取り直して、ここからどんどん下っていきます!!!

白山白川郷ウルトラ7  

白山白川郷ウルトラ8 

白山白川郷ウルトラ10

登りよりも下りの方が絶景ポイントは多い印象を受けました。とにかく白山の壮大さに圧倒されまくり。天気がいいので景色も大変良く、最高のホワイトロードを目の当たりにしてきたと思います。
下りではとにかく脚に負担を掛けまいと、ゆっくりゆっくり走りました。登りのロスを取り戻そうと必要以上に速く走っていたら、きっと後半潰れていたはずです。そう、ここで抑えることができたからこそ、終盤近くまで一定のペースを保つことができたのです。

白山白川郷ウルトラ11 

32.5km地点である第1関門&エイドの石川管理事務所まで来ました。関門時間まで残り26分ほどとあまり余裕があるとは言えない時間でしたが、ここもゆっくり時間を使って給水&給食を取りました。
ちなみに道中のエイドでもそうめんやおろしうどん、おからドーナツなど地元の特産物を使って作られた給食が見られましたが、これがすこぶる美味しい。美味しすぎる。特にそうめんが汁が冷たくほんとにもうしぬほど美味しかったです。しっかり味わって次に進みました。
ちなみにこの関門でも魔法少女コスプレおじさんに出会いました。

白山白川郷ウルトラ12 

またちょっとだけ登りを挟んで下っていくだけ。
関門を越えてからですが、一般車両も見受けられました。あれ、完全に規制しているわけじゃないんだっけ・・・?なんかよく分からなくなりましたが、片側一車線だけ車の行き来がなされていました。ちょっと怖い。あとあと考えて見れば規制されてたのはホワイトロードだけで、そこを越えたらもうただの一般道だったみたいですね。

しばらくすると完全に前からも後ろからも車両が接近してくる、ただの道路の隅を走るだけのゾーンに突入し、割かし気を使いながらの走行。

白山白川郷ウルトラ14 

白山白川郷ウルトラ13

やっと白山市の町中(?)に降りてきたかのような人の気配のするゾーンに突入しました。一応下りですが、ホワイトロードほど斜面は急ではなく緩やかな下り坂です。あとここからは完全に歩道を走行してますね。
それにしても天気が良い、良すぎるので気温も25度と大変暑くなってきました。日陰になっている場所もありましたが、8割方は直射日光にさらされじわじわ体力が削られていきます。大半のランナーが、もちろん私も被っていましたが帽子を持ってきて本当に良かった。持ってこなかったらさらに地獄を見ていたと思います。
フルマラソンまでの距離では風の影響もあって帽子を被ると飛ばされるのではないかと心配になって気が散ってしまいますが、ウルトラでは逆に必須かもしれませんね。

白山白川郷ウルトラ15 

白山白川郷ウルトラ16 

50km、60kmと踏んでかなり終盤までやってきました。
50km地点までは体感的にかなりまだまだいけると思っていましたが、最終的なフィニッシュタイムですね、「ちょっと頑張れば8時間台が狙える」と意識してしまいました。
詳細には覚えていませんが、残り20kmを2時間20分くらいで走れれば9時間以内でフィニッシュできる、だったと思います。まあつまりここで初めて走るべきペースを気にしてしまったわけです。
ここまで脚の痛みもなく呼吸も一定でいいペースだったのに、ちょっとテンポを上げてしまったわけですよ。

ラスト3kmでふらふらになってしまいました。

60km地点を越えてからなかなか給水が取れず喉も枯れてきて焦ってしまったこともありますが、とにかくそれまでのペースを保つことができずに足を止めてしまいました。一応お金をもっていて、道中でも2回自販機でジュースを購入し飲んでいたのですが、ラスト2.5km辺りでは倒れそうになりながら自販機でカルピスソーダを買いました。ここで買って飲んでいたら絶対9時間以内の完走は無理だって心の中ではっきり分かっていたのですが、すでに諦めの文字が頭にあったのでしょう、一瞬迷った末自販機に手を伸ばしていました。
ここで飲んだカルピスソーダは人生で一番美味しいカルピスソーダでした。恵みのカルピスソーダだ。

ラスト2kmで意味の分からない急な登り坂(試練)を上がっていき、100kmの部のランナーとすれ違い様応援をもらい最後の力を振り絞り、本当に最後の力を出し切って・・・フィニッシュのゴールテープを切りました。


白山白川郷ウルトラペース1-vert 

記録は・・・9時間06分54秒
順位は70km男子で85位

今まで4時間以上続けて走ったことのない私が、9時間以上走ったり歩いたりしながら見事70kmの道程を走り切ることができました。

ロスも含めると大体71.8km走っていたようです。走り過ぎぃ!
70kmとか正気の沙汰じゃないよね、あと100kmとかもっと正気の沙汰じゃないよね。こんな炎天下で100kmも走ったら死んじゃうよぉって本気で思いました。尊敬もしました。

実際最後に満身創痍になりながらの完走でしたが、思ったよりは、想定していたよりかは、ぼろぼろになってはいませんでした。
なにより50km地点までは脚に何の異常もなくピンピンした状態で走れていたわけですから、人間の潜在能力って計り知れないなと。ペースと気温次第でどこまでも走れるんじゃないかって思いました。この日みたいに30度いっちゃうとどこまでもは無理だけど!

まあそれでも何もする気力がなくフィニッシュ地点の写真を撮るのを忘れてしまったのがブログ的には失態でしたが、そこは許してください!その後1時間半かけてバスでスタート地点の寺尾防災グラウンドまで、そこから自家用車で30分かけて旅館に、合計2時間かけて宿まで帰ったんですから!もう死にそうでしたよ!


旅館に戻ってからは豪華な食事をいただいてお風呂にも入らず死んだように眠りました。ああ、やり遂げた・・・挑戦をして、勝ったんだ。
大会での出来事が走馬灯のように駆け巡りながら、静かに意識が遠のいていきました。

1泊目に一緒に泊まったあの二人は結局スタート地点で合流できなかったけど、しっかり完走できたかな・・・とか。
ラスト20kmで9時間切りを意識しなかったらもうちょっとタイム良かったのかな・・・とか。
そういやエイドの名物、そばソフト食べてなかったな・・・とか。
ウルトラマラソンってすごい、すごいんだなぁ・・・とか。

とにかく想いを馳せることはいっぱいあって、ただ大会に参加できたことに対して幸せを感じていました。次のウルトラマラソンはどこにしよう。
次のことまで考えたくなるくらいに、私にとって楽しさに溢れた大会でした。ありがとうございました。



次回大会⇒【】


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